未完成の練習帖

道具が”市販品”から”パートナー”になる瞬間。

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作品づくりに使う道具のカバーを作ってみました。

今回は、写真左からヘリ落とし、菱錐(ひしぎり)、長尺(定規)のカバーを。

 

ヘリ落としは、革の端(断面)を磨く前に角(ヘリ)を落とすため。

菱錐は、革を縫う前に穴を空けるための道具です。

 

僕は、道具がとても好きで。

それぞれが持つ、独特の役割。

丸みを持ったあたたかみのあるフォルム。

使い込まれた表情。

 

いつまでも作品づくりを共にするパートナーなので、大切にしたい。

と思い、カバーを作ったのですが、いいですね。

ぐっと”自分のパートナー”になって心がつながった感覚がします。

 

買った時に付いていたカバーだと、こんな感じ。

 

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味気ない 笑。

これでは、まだ市販品の状態。

僕の手元にあるようで、まだ来ていない。

 

カバーを付ける。

うん、これでやっと、自分の道具に。

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美しい道具、大切にしたい道具には、大切に作ったカバーを。

さて、これからも共に歩いてゆこうじゃないか。